日本製おもちゃが持つ「高い障壁、高い価値」

日本製おもちゃが持つ「高い障壁、高い価値」 最近観たドキュメンタリー番組シリーズから、おもちゃの社会的価値をあらためて認識する機会があった。

「日本の玩具」といえば、ティクーンジャパンでも一目置くジャンル。細かな技術が盛り込まれ、洗練された商品は既に多くの海外ユーザーを虜にしている。

都内の家電量販店やショッピングモールのおもちゃフロアでは常に海外からの観光客らしき人々をみかける。またおもちゃ・玩具と一言で言っても「知育玩具」「プラモデル・ラジコン類」「アニメ・ゲーム類」「フィギュア・ぬいぐるみ類」「伝統的な玩具」このように商品のカテゴリが広いのが最大の特徴であり魅力でもある。

現在、海外でも販売されている日本のおもちゃは多い、現地でも購入できるが、ファンの間では流通量が課題だ。

日本ほど流通している種類が多くなく、熱狂的なファンは直接日本に買いに来る事もあるそうだ。

海外の要望としては、国際送料を掛けても日本から直接買いたいのであり、より多くの越境ECサイトがオープンする事を求める声があると聞く。

今回おもちゃにフォーカスするきっかけとなったのはあるドキュメンタリー作品を見た事が契機だ。

「THE TOYS that made us(ボクらを作ったオモチャたち)」 というタイトルで、オモチャに人生を変えられた人々や、当時の経営者、開発チーム、デザイナーといった、時代の変化やニーズを捉え、試行錯誤し、おもちゃに人生を捧げた人々の証言をもとに、世界的なシリーズのオモチャの歴史について語るドキュメンタリー作品である。

ビジネスの観点からも非常に見応えのある内容であった。

古くから愛されるおもちゃのシリーズ商品は子供と育ての親、そして社会と文化に対して大きな影響を持ち、知能的発達を促進したり、道徳観に大きな影響を与えたりする教育商品であるように思う。 こういった有名な商品やキャラクター物の商品にはライセンス契約と販売権の課題解決が大きなポイントとなる。上記のドキュメンタリーシリーズでも、ライセンス契約と販売権に関するトラブル、交渉、報酬格差の話題が取り上げられる。

これはメーカーやコンテンツの版元に限らず、販売者においても同様。

販売者からメーカー、最終的には版元へ二次版権に関する確認作業は時間がかかる。

さらに海外では販売権が発生するため、企業がその国での販売&独占的な販売権が付与されている場合、契約の関係上あらたに販売出来ないというケースもあるようで、有名な商品ともなれば熱意と時間が必要だ。

先日、海外進出を検討しているおもちゃを取扱う企業があり、打ち合わせの為に展示会(東京おもちゃショー2019)を訪れた。海外からの視察者が多く、日本の玩具市場がどれだけ注目されているのかが感じ取れた。

「越境ECに興味はあるが、諸課題に対しての良いサポートが無い」と挫折したり、海外への販売を途中で諦めたりしてしまう業者がいるようだ。

もちろん販売権利などが整理されていれば問題なく海外へ販売できるのではあるが、有名な商品ともなれば、そこまでの道のりは難しい部分がありそうだ。

契約と権利に関する事はこれからも日々学び、今回紹介したように海外でも非常に高い価値をもつジャンルの日本商品を海外進出をサポート出来るようにティクーンジャパンでは準備を進めていこうと思う。

いくつかの特定ジャンルの商品を日本発越境ECのモデルサイトとしたいと思っている。その中の一つを今日は紹介したわけだが、まだまだ私たちも知らない魅力あるmade in japanがたくさんあると思う。

似たような商品を多くの企業が売っている、この狭い日本市場から開かれた海外市場へ少しでも早く目を向けてほしい。越境ECという方法がある、これからも日本の商品の可能性を発信し続けていこうと思う。

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